遺贈の基礎知識

遺贈というのは、遺言によって遺言者の財産の全部または一部を贈与することを

 

いいます。

 
遺贈によって財産をもらう人のことを「受遺者」といい、血のつながりのない第三者

 

でもなることができます。

 
遺贈には包括贈与(包括遺贈)と特定贈与(特定遺贈)の2種類があります。

 
包括贈与(包括遺贈)とは遺産の全部・全体に対して配分する割合を示して遺贈

 

することです。つまり、「財産の2割を○○に遺贈する」といったものです。

 
このような遺贈を受けた人は権利義務を負うことになるので、負の財産がある場合

 

でもその権利を引き継ぐことになります。

 

しかし、負の財産が多かったり、遺贈を放棄したい理由がある場合には放棄手続

 

きをすることができます。放棄の手続きをしたい場合には、遺言者が亡くなったこ

 

とを知った日、または自分への遺贈があったことを知った日から3か月以内に家庭

 

裁判所に放棄の申述をします。

 

3か月以内に申述されなかった場合には承認されたものとみなされてしまいま

 

す。

 
特定贈与(特定遺贈)とは「○○に自宅の土地を、建物を与える」といったように、特

 

定の財産を譲り渡す遺贈のことをいいます。これに関しては、特に指定がない限り

 

は負の遺産を受け継ぐことはありません。放棄する場合でも家庭裁判所への申述

 

はいりません。